ローカル鉄道(その1)

お遍路に出る理由 012.
<ローカル鉄道(その1)>

徳島駅

徳島駅から1番札所霊山寺最寄りの駅、坂東駅まで鉄道を利用した。

10月半ばの午前6時、まだ夜は明けていない。ホームには二両編成のディーゼルカーが煙を上げながら停車している。ディーゼルエンジン独特の排気ガスのにおい。ゴロゴロとした太いエンジン音。

やがて数人の乗客を乗せて出発した。太いトルクでギアチェンジしながら加速していくディーゼルカーは、まるで大型トラックに乗っているかのような感覚だった。

四国では、このディーゼル機関車のことを皆「汽車」と呼んでいる。汽車に乗ったのは何年ぶりだったろう? たしか中学生の頃、部活の遠征のため高松から鳴門へ行った時以来だから、ざっと25年ぶりということになるだろう。

鉄のレールの上を列車が走っているという、当たり前だけれどもしっかりとした感覚。そのことを感じることができる。新鮮な刺激にワクワクした。

そして車窓には四国らしい風景が見える。中学生の頃の出来事をたくさん思い出した。

 

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