004 「おはようございます」が僕に元気をくれる

おはようございます。

地元の人たちがあいさつしてくれる。

「お遍路さん、おはようございまーす。」登校中の小学生たちが。

「おはようございます。」庭の草むしりをするおばあちゃんが。

「お遍路さん、こっちやのうて、あっちの道やで。」軽トラで通りかかったおっちゃんが。

「こんにちは。」自転車で下校途中の高校生が。

老若男女を問わず、多くのひとたちから挨拶してもらえることの心地よさといったら。

お遍路さんが通る土地の文化なんだろうなと思う。小さいころから「お遍路さんにあいさつするんでよ。」と大人から言われて挨拶をして、だんだんと大きくなるにつれて何かを理解し、大人になって子どもに伝えていく。うまく説明できないけれど、単なる習慣というものではなく、これは文化なんだろうなと思う。

おかげさまで、歩き遍路のひとり旅は、当初想像していたようなセンチメンタルでストイックな類のものではなく、これまで体験したことのない驚きとワクワクを僕に与えてくれるものであることに、だんだんと気づき始めていた。

ありがたいことに、そうしたこれまで体験したことのないような出来事にひとつ、またひとつと出会うことができた。僕の好奇心は急激に開かれていった。

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